家つくり - 住まいの性能
木材の特徴・構法
材料や構法には、それぞれ特徴があります。○○材料を使用し、○○構法で建築した家が最良である、とは、一概に言うことはできません。建物を建築する場所、プラン、環境条件また住むお客さまの好みに合わせて選択します。 無垢材の特徴無垢材とは一本の原木から必要な寸法に合わせて角材や板材をじかに切り出したものです。 また温度が上がっても簡単には軟化しないという性質もあります。鉄骨は高温になると燃え尽きる前、曲がって変形し構造を保てない為、それほど耐火性が高いとはいえません。木材には熱が伝わりにくいという性質もあり、断熱性が高い材料です。コンクリートは木の約4倍、鉄は約200倍の熱伝導率で木に比べ、断熱性は低いことがわかります。 また無垢材はシックハウス症候群の原因となる、VOC、 ホルムアルデヒド等の化学物質を一切含まず、抗菌、殺菌、脱臭効果もあります。 しかし無垢材は自然素材の為、樹種の材質や乾燥状態、季節や環境の影響を受けて、割れる、反るなど暴れる場合があります。 集成材の特徴 集成材とは製材された厚さ1〜3cmほどの板を接着剤で貼り合せたものです。 しかし、貼り合わせに使われている接着剤から発生した微量のホルムアルデヒド等の化学物質が原因となりシックハウス症候群をひきおこす事も、全く無いとは言えず、多少の不安が残ります。
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地震・台風に強い 在来木造軸組工法+2×4工法
@耐力壁-1外廻部:ダイライト 地震や台風の力を面全体に分散させます。 A耐力壁-2内部:筋かい(45o×90mm) 全体的にバランス良く配置計画し、 金物で補強することにより、耐震性が向上します。 B通気工法 構造材の乾燥、結露防止、室内温度の上昇防止や木材の耐久性保持の為、 C基礎(ベタ基礎)基礎の設計に先立ち地盤調査を行い、各現場に合わせ、住宅瑕疵担保責任保険の基準に合った基礎を設計します。
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*ご予算に合わせ建築基準法に適合した工法を提案致します。お気軽にご相談ください。 |
D1F床面剛床工法(根太レス工法)2F同様、厚みの厚い床下地合板を直接大引(90mm×90mm)にN75mmの釘を用いて150mm以下の間隔で平打ちとして固定させます。 E構造材柱や梁などの構造材を 無垢材(柱:杉・桧他 梁:米松他)や集成材から選定します。 F2F床面剛床工法(根太レス工法)剛床工法は厚みの厚い床下地合板(24〜28mm)を直接梁に留め付ける床組で、地震や台風時に発生する水平力に対して 非常に強く、火打ち梁を省くことができる工法です。 G屋根構造用合板12mmを屋根垂木に、N75の釘で留め付け、アスファルトルーフィングを丁寧に施工し、必要な重なりを確保して、防水性や耐震性を高めています。 |
外壁通気工法
木造住宅の外壁の中は、壁内結露を起こす可能性が高く、それによってカビが発生したり、木材が腐って建物の耐久性を低下させます。このような状態を改善する為に壁体内の湿気を外部に放出する手段として、外壁通気工法という方法が開発されました。 通気工法とは外壁の上と下に空気が通る層(通気層)を設けて、壁内の水蒸気が出やすい透湿防水シートを貼る工法です。この工法により壁体内結露を減少し、建物の耐久性を向上させます。 |
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断 熱
住まい手が快適に暮らす為に、夏すずしく、冬暖かい、結露しにくい、さらには少ないエネルギーで暖冷房の効果をあげ、光熱費の節約になるエネルギー効率の良い住宅を建てようと、断熱化が促進されています。 |
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高断熱・高機密の外張り断熱工法
外張り断熱工法外張り断熱工法は断熱材が柱、梁の外側にある為、断熱材が切れ目なく連続して施工でき、安定した高い断熱性・気密性が実現できます。また構造材の外側に断熱層がある為、結露で構造材が濡れる心配がなく、柱、梁も直接空気にふれることで、木材の呼吸が促進され耐久性の向上に寄与します。 また、小屋裏の空間もすみずみまで利用可能です。一方で、複雑な形の建物では施工が難しく、断熱材自体のコストが高いのは難点です。 |
もっとも普及率の高いローコスト 内断熱工法(充填断熱工法)
充填断熱工法 柱、間柱などの軸組みの間に断熱材を充填し、断熱材が構造材と同じ位置に施工される、典型的な断熱工法です。 当社では確かな知識で断熱材の施工を実施しています。
*ご予算に合わせ建築基準法に適合した工法を提案致します。お気軽にご相談ください。 |
間仕切り壁
これまでに家つくりは、新築時にどれだけ完成度を上げるかが重要でしたが、これからはお客様が居住後にどれだけ変化しうるかを考え、暮らしに合わせて変化できる間仕切りを提案します。
新 築
例えば、結婚して夫婦2人の場合、部屋数は少なくて十分です。構造や採光、通風を考慮して、広々と生活できるワンフロアをワンルームにするオープン空間として計画します。
10年後
子供ができて家族が増えれば、その成長に合わせて間仕切りを追加して個室をつくり、子供が成長して独立したときには間仕切りを再撤去して住みやすくします。間仕切りは家具利用しても容易に移動できます。
収 納
小さい家でも大きい家でも必要な生活道具や種類は同じだけあります。 |
自然素材
私たちは、仕事、遊び、買い物などの時間を除けば、室内で生活をしています。室内はゆっくり休み、癒される空間でなければなりません。お客さまに安心して、より長く住んでいただけるよう自然素材を提案し、化学物質過敏症シックハウス症候群、アレルギーなどおこすことのない住宅空間をつくります。
天井・壁 @A●珪藻土
●中霧島壁 火山灰・シラスの珪酸質成分を主成分として 100%自然素材の仕上げ材です。消臭・調湿機能がとても優れています。
●ルナファーザー
●エコクロス
●エコカラット 湿度を調整し結露を抑制する吸放湿量は珪藻土の4〜5倍、調湿クロスの15倍以上でカビ・ダニの繁殖を抑制し気になるニオイを大幅に軽減する調湿建材です。 |
床 B●無垢フローリング
【コルク】 ワインの栓などでもおなじみの素材で、しなやかな弾力性で足元が疲れにくく、スベりにくい特徴があります。
窓枠 C最近では窓枠を使用せずにクロス巻き込みの仕上げが増えてきましたが、サッシの結露が原因でクロスが剥がれる可能性が高いので窓枠の使用をお奨めします。無垢の窓枠は水蒸気を吸収・放出し湿度調節に貢献し耐久性があり長持ちします。
構造材 DE柱は杉、桧等を使用し、梁は米松等土台はひば、桧等を使用します。
自然塗料●Livos自然健康塗料
●VATON木材保護着色塗料 天然植物性の油脂を主成分とした木材保護着色塗料です。 |
自然素材にはさまざまな良い点がありますが、また欠点もあります。自然素材の良い点を活かした提案をして、より住みやすく、快適に生活できるような家つくりをします。 各種材料に対応し施工しますのでお気軽にご相談ください。